葬式・お通夜・法事の髪型マナー完全ガイド——女性・男性・ボブ・ミディアム・ロング・金髪の対応まで
「お葬式の髪型はどうすればいいか」「ロングやボブはどうまとめるか」「金髪のまま参列してもいいか」「ヘアアクセサリーは使えるか」——葬儀・お通夜・告別式・四十九日・法事の髪型マナーを、長さ別・男女別・和装・セレモニースタッフ向けまで網羅して解説します。
葬儀・葬式の髪型の基本マナー
髪型の基本的な考え方
葬儀・お通夜・告別式の髪型は「清潔感があり、顔まわりがすっきりとまとまっていること」が基本です。派手・華やか・目立つ髪型はNGとされており、故人への礼を示すためにも、シンプルで控えめなスタイルが求められます。
葬式・お通夜の髪型 共通のNG例
- 華やかな巻き髪・ゴージャスなアップスタイル
- 派手な髪飾り・大きなリボン・カラフルなヘアゴム
- 前髪が顔にかかりすぎて表情が見えない状態
- 大きく崩したルーズなまとめ髪
- 整っていないボサボサの状態
葬式・お通夜の髪型 基本のOK例
- 黒・紺・茶など落ち着いた色のヘアゴムや髪留めでまとめた低めのシニョン・お団子
- 耳より下の位置でまとめた低めのポニーテール
- すっきり整えたハーフアップ(顔まわりが整っているもの)
- 清潔に整えたショート・ボブ(そのままでもOK)
髪の長さ別——お葬式・葬儀の髪型
ロングヘアの髪型(葬式・お通夜・法事)
ロングヘアは、そのまま下ろすと華やかな印象になるため、まとめるのが基本です。葬式・お通夜のロングヘアには以下のスタイルが適しています。
- 低めの位置でのシニョン(お団子):最もスタンダードで礼儀正しい印象
- 低めの一つ結び(ポニーテール):シンプルで清潔感がある
- 低めのハーフアップ:全部まとめるのが難しい場合の選択肢
- 夜会巻き:すっきりとまとまり格式ある印象に
葬式ロングヘアの簡単なまとめ方は、黒いヘアゴムで低めに一つ結びにし、毛先をくるりとまとめてピンで留めるだけです。巻き髪・飾り毛束・華やかな編み込みは避けましょう。
ミディアムヘアの髪型(葬式・お通夜・喪服)
ミディアムヘアはまとめることも下ろすこともできる長さです。耳にかかる程度のミディアムであればそのままでも問題ありませんが、まとめられる長さであれば低めにまとめるのがより丁寧です。
- ハーフアップ:顔まわりをすっきりさせる。低い位置でまとめるのがポイント
- 低めの一つ結びまたはシニョン:まとめられる長さであればこちらが最適
- そのまま下ろす:整えてサイドを耳にかける程度ならOK
ボブの髪型(葬式・お通夜)
ボブはまとめにくい長さですが、そのままでも問題ありません。清潔に整え、顔まわりがすっきりした状態であれば下ろしたままのボブでも葬儀のマナーに反しません。
- 整えてそのまま下ろす:ボブの基本スタイル。スプレーで整えるとより清潔感が増す
- サイドを耳にかける:顔まわりをすっきり見せる
- ハーフアップ:長さがあればハーフアップも可。低い位置で控えめに
ショートヘアの髪型(葬式・お通夜)
ショートヘアはそのままでOKです。整髪料でまとまりを出し、清潔感のある状態にしておきましょう。派手なセット・ツンツンと立たせたスタイルは避けます。
お葬式の前髪マナー
葬式の前髪の扱い方
前髪は顔にかかりすぎず、表情が見えるようにするのが基本です。長い前髪は横に流すかピンで留めましょう。おくれ毛をわざと出すようなスタイルは葬儀には不向きです。
- 前髪が目にかかる場合:サイドに流すかピンで留める
- 前髪を上げる場合:派手なアレンジにならないよう控えめに
- 前髪なしの場合:そのままでOK
ハーフアップの髪型——葬儀・法事でのマナー
葬儀・法事のハーフアップ
ハーフアップは葬儀・法事でも認められるスタイルですが、いくつかの点に注意が必要です。
- まとめる位置は耳より下の低い位置にする(高い位置はNG)
- ヘアゴムは黒・紺・こげ茶など地味な色を選ぶ
- 編み込みや巻き髪を加えた華やかなハーフアップは避ける
- くずれにくいようにしっかり固定する
男性の髪型——葬式・お通夜・告別式
葬式 男性(メンズ)の髪型マナー
男性の葬式の髪型は、清潔感があり整っていることが最重要です。寝癖がないよう整え、ワックスやスプレーで落ち着かせましょう。
| スタイル | 可否 | ポイント |
|---|---|---|
| オールバック | ○ 可 | 清潔感があり葬儀に適している。ジェルで整えすぎないのが無難 |
| 七三分け | ○ 可 | 最もフォーマルな印象。葬儀に最適 |
| ナチュラルダウン | ○ 可 | 整えた状態であればOK。ボサボサはNG |
| ロングヘア(男性) | △ 条件付き可 | 一つ結びにしてまとめる。ルーズな状態は避ける |
| 派手なセット・ツンツン | × 不可 | 葬儀に不適切 |
男性ロングヘアの葬式対応
男性でロングヘアの場合は、黒いヘアゴムで低めに一つ結びにするのが基本です。ルーズにまとめず、しっかり整えた状態にしましょう。オールバック気味に後ろでまとめるとよりフォーマルな印象になります。
葬式・葬儀の髪色——金髪・明るい髪色への対応
葬式・お通夜に金髪・明るい髪色で参列する場合
葬式・お通夜に金髪や明るい髪色のまま参列することについては、マナー上は避けるのが望ましいとされています。ただし「急な訃報で染め直す時間がない」という場合も多く、現実的な対応方法があります。
- 黒いスプレーや一時着色料で当日だけ暗く見せる方法がある
- 黒いヘアネット・シニョンカバーで覆う方法もある
- まとめ髪にして目立たなくするだけでも印象が変わる
- 急な葬儀の場合は誠意ある参列姿勢が大切。過度に気にしすぎる必要はない
法事・49日・四十九日の髪色
四十九日・法事の場合は葬式と異なり多少の準備期間があるため、明るい髪色は暗めに染め直すか、落ち着いた見た目になるよう整えることが望ましいです。ただし法事の髪色について厳格な決まりがあるわけではなく、故人への礼を示す気持ちが大切です。
葬儀・葬式のヘアアクセサリー・髪飾り・髪留め
使ってよいヘアアクセサリー
- 黒・こげ茶・紺など地味な色のヘアゴム
- 黒のバレッタ(装飾のないシンプルなもの)
- 黒のヘアピン・Uピン
- 黒・紺のヘアネット(シニョンカバー)
- 黒のシュシュ(シンプルなもの)
使ってはいけないヘアアクセサリー
- 白・金・銀・カラフルな派手な色のアクセサリー(白は喪の色としてOKとする場合もあるが華やかなものはNG)
- 大きなリボン・フラワー・装飾が多いもの
- ラインストーン・パールなど光る装飾がついたもの
- ブリキ・プラスチック製のカラフルなもの
喪服・和装時の髪型マナー
喪服(洋装)時の髪型
黒の洋装喪服着用時の髪型は、低めにまとめたシニョンや一つ結びが基本です。ヘアアクセサリーはシンプルな黒のバレッタやヘアゴムにとどめ、パール・ラインストーンなど光る装飾品は避けます。
和装喪服・喪服着物の髪型
和装(喪服・着物)を着用する場合の髪型は、アップスタイルが基本です。洋装よりもきちんとした印象が求められます。
- 夜会巻き:和装に最も合うシンプルなアップスタイル
- 低めのシニョン:着物の衿元を美しく見せるアップスタイル
- 髪飾りは黒・白の布製のシンプルなものを選ぶ
- かんざしは黒塗り・べっこう柄などシンプルなものに限る
- 派手な髪飾り・花形のかんざしはNG
セレモニースタッフの髪型
葬儀社・セレモニースタッフとして勤務する場合の髪型は、参列者よりさらに厳格な基準が求められます。
- 女性:黒のヘアネットを使用した低めのシニョンが一般的。会社規定に従う
- 男性:七三分けまたはオールバック。整髪料で整えた清潔感のあるスタイル
- 髪色:黒または暗い茶色。明るい色はNG
- 前髪・おくれ毛:顔にかからないようしっかり固定する
葬儀・法事の髪型まとめ早見表
| 長さ・スタイル | 推奨スタイル | 注意点 |
|---|---|---|
| ロング(女性) | 低めシニョン・一つ結び・夜会巻き | 巻き髪・高い位置のまとめ髪はNG |
| ミディアム(女性) | 低めハーフアップ・シニョン・整えて下ろす | 華やかな編み込みは避ける |
| ボブ(女性) | 整えてそのまま・サイドを耳にかける | 清潔に整えた状態であればそのままOK |
| ショート(女性・男性) | 整髪料で整えてそのまま | ツンツン・派手なセットはNG |
| ロング(男性) | 低めの一つ結び・オールバック気味にまとめる | ルーズなまとめ髪はNG |
| 和装・喪服着物 | 夜会巻き・低めシニョン | かんざしはシンプルな黒・べっこうのみ |
| 金髪・明るい髪色 | 黒スプレー・ヘアネットで対応 | 時間があれば暗く染め直すのが望ましい |
| ヘアアクセサリー | 黒のヘアゴム・シンプルなバレッタ | 光る装飾・派手な色はNG |
- 葬儀・お通夜・法事の髪型は「清潔感」と「控えめ」が基本
- ロング・ミディアムは低めにまとめるのが最も無難
- ボブ・ショートは整えてそのままでもOK
- ハーフアップは低い位置・シンプルなアレンジならOK
- ヘアアクセサリーは黒・こげ茶のシンプルなものだけに絞る
- 金髪・明るい髪色は黒スプレーやヘアネットで対応できる
- 和装時は夜会巻きや低めシニョンのアップスタイルが基本
- 前髪は顔にかからないよう整え、表情が見えるようにする
葬儀・法事の髪型マナーは「故人への礼」を最優先に考えることが大切です。完璧なスタイルよりも、清潔感と誠意ある装いが何よりも重要です。迷った場合はシンプルなまとめ髪が最も無難な選択です。




